プログラム内容

療育の方針

わたしたちの目指す療育は特性や障がいだけでなく今いる目の前の子自身と向き合うことを大切にしています。今の困っていることを一緒に考えアプローチし導いていく、つまらない・つらいだけの教育から達成感・自己肯定感を高める関わりを増やすことで、「今日も楽しかったんだね」と帰ってきたお子様の表情からご家族がくみ取れるような療育を目指します。

応用行動分析に基づく行動への支援

お子様の困った行動を好ましい行動に置き換えるため、応用行動分析(ABA)によりお子様の行動の目的を分析した上で適切な行動へのアプローチを個別に行います。

  • 行動の分析
  • 行動の記録とデータ収集
  • 好ましい行動を知る
  • 機能的な支援戦略の適用
  • 態度や環境の工夫
  • スキルの教育と強化

社会性の向上
(ソーシャルスキルトレーニング)

個人が他人との相互作用やコミュニケーションにおいて適切な行動やスキルを習得し、より良好な人間関係を築くためのプログラムです。他人との関係を円滑に築き、より豊かな社会生活を送るために役立ちます。

日常生活動作
  • 身辺自立(食具の使い方、食事、衣類の着脱、排せつ、衛生観念等)
  • 作業(微細運動、工作、運筆等)
  • 移動(戸外活動、粗大運動、交通ルール理解等)
  • コミュニケーション(受容、表出、応答的なやり取り)
  • 集団参加
知識技術の付与
  • 運筆、筆圧、握力等のトレーニング、食具のトレーニング
  • 数、時間の概念の獲得
  • コミュニケ-ション(言語訓練、ソーシャルスキルトレーニング)

身体・運動機能の向上

小学校に上がって課題になりやすい授業での立ち歩き、板書の困難さ、特定の教科への参加渋りなど、それらがきっかけとなって不登校傾向になるお子様も少なくありません。そうしたお子様の課題には、運動機能、ボディイメージ、感覚受容などの特性があることが多いため、運動面の評価なども行い、体幹トレーニングや粗大運動を通じて日常生活動作の獲得につなげます。
理学療法士が定期訪問いたします。お子様の身体の特性や課題に合わせたプランを立て、より豊かな生活を送るための専門的なサポートを行ないます。

  • 走る
  • ジャンプ
  • スキップ
  • ボールを投げる
  • バランスを取る
  • 登る・降りる

看護師によるカウンセリング

当施設では、お子様とそのご家族を総合的にサポートするため、看護師によるカウンセリングサービスを提供しています。豊富な臨床経験と専門知識を持ち、お子様や家族の心理的・感情的なニーズに配慮しながら、個別のサポートを行います。これまでの精神科看護師としての経験から、自らもご家族と緊密にかかわりながらお子様の特性や育てづらさを分かち合い、一人一人に合わせた成長のサポートをさせていただきたいと考えています。
ご希望の方は事業所内相談支援等を活用し、看護師によるクライシスプランの策定やメンタルヘルスケアを行います。お気軽にご連絡ください。

  • 育児相談
  • 進学相談
  • その他